米津玄師『TEENAGE RIOT』歌詞の意味・解釈をまとめてみた!

はじめに

米津玄師さんの『TEENAGE RIOT』。

米津玄師さん自身の10代の頃を歌っているとのことですが、乱暴な印象のタイトル、曲調なのに、サビには「バースデーソング」と、よく考えないと難しい歌詞のようです。

米津玄師さんの『TEENAGE RIOT』について考察されている記事を読んでみます。

米津玄師さんについて

米津玄師さんは、1991年3月10日生まれ、徳島県出身のミュージシャンです。

別名義は“ハチ”。

2009年からニコニコ動画へオリジナル曲を投稿しており、VOCALOIDシーンの中で注目されました。

188cmの長身で、音楽だけではなく、自身でイラストや映像、プログラミング、動画制作などを手掛けるマルチな才能は、世界からも注目されています。

『TEENAGE RIOT』について

『TEENAGE RIOT』は、両A面シングル「Flamingo」『TEENAGE RIOT』の2曲を表題とする、米津玄師さんのメジャーデビュー通算9作目となる楽曲です。

『TEENAGE RIOT』は、直訳すると「10代の暴動」ということで、米津玄師さんの思春期がテーマになっているようです。

米津玄師さんの思春期はがどのようなものだったのか、『TEENAGE RIOT』の歌詞が、聴き手にどのように解釈されているのか、「歌詞考察」を見てみましょう。

サビの歌詞に注目

「歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング」

みなさんは、1番のサビと、ラストのサビが同じフレーズになっていることに気が付きましたか?

1番のサビは
「カスみたいな」
と歌われています。

1番のAメロ、Bメロと、ラストのサビにつながるメロディ部分の「歌詞考察」を読んでみると、なるほどと思います。

1番のAメロ、Bメロでは、思春期ならではの思考や行動、そして、10代の米津玄師さんの、周囲とは違う生き方が歌詞に表現されているようです。

ラストのサビにつながる部分では、『TEENAGE RIOT』タイトルそのもの、米津玄師さんの「10代の暴動」が表現されているようです。

煩わしい心すら いつかは全て 灰になるのなら

死後の火葬をイメージしたサビの冒頭は、思春期の頃に考えがちな、「生」と「死」を連想させます。

なぜ生きるのか、どうせ死んでしまうなら、と、決意の表れのようにも感じます。

その花びらを瓶に 詰め込んで火を放て

「死」への反撃の表れのようです。

「その花びら」は、「煩わしい心」のひとつひとつで、心を悩ませているものや、触れてほしくない気持ちをまとめて「火を放て」、エネルギーに変える強さ。

今ここで 誰より強く願えば

「誰より強く」願えば、得られるものは必ずあるでしょう。

「煩わしい心」を燃やしてエネルギーに変えたのです。

そのまま遠く 雷鳴に飛び込んで

何かを得るために、自分から危険に飛び込みます。

10代ならではの強さがイメージできます。

歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング

米津玄師さんの、勢いのある10代の経験を、「カスみたいな」と謙遜している歌詞だったのですね。

火を放って燃やした心は、新しく生まれ変わる、「バースデイソング」

「歌えるさ 間の抜けた だけど確かな バースデイソング」

2番のサビは
「間の抜けた」
と歌われています。

2番のAメロ、Bメロの「歌詞考察」を読んでみます。

2番で歌われているのは、10代の情景やあるある、そして、10代独特の悲観的な思考を表しているようです。

よーいドンで 鳴る銃の音を いつの間にか 聞き逃していた

10代独特の悲観的な思考により、他人より劣等感を感じてしまう10代の人たちを、出遅れたという意味で、運動会の時に使われる「銃の音」を「聞き逃していた」と表現しているように思います。

スタートの合図が鳴ったのに、聴こえていないから走り出せず、立ち止まっています。

地獄の奥底に タッチして走り出せ

スタートに出遅れても、みんなが走っているのが見えたら、走り出してほしいという応援の気持ちが込められています。

しかも、一斉スタートかと思いきや、「地獄の奥底に タッチして」からということは、落ちるところまで落ちていて、みんなより遠い場所にいたから、気が付かなかったようです。

今すぐに誰より 独りでいるなら

米津玄師さんが、10代のころにまわりとは違うことで孤独を感じていたことが伝わります。

「独りでいるなら」、独りだからこそ、感じる自由もあることを、教えてくれているのかもしれません。

誰より誰かに届く歌を 歌えるさ 間の抜けた だけど確かな バースデイソング

孤独を感じた米津玄師さんは、周りになじむ万能な歌ではなく、誰かに届けるメッセージを歌にして過ごしてきたようです。

「間の抜けた」というのは、誰よりも深い、地獄の奥底、遠い場所にいたことで、聞き逃してしまったスタートの合図を、おろかなことだと歌っているのですね。

まとめ

『TEENAGE RIOT』の歌詞解釈は、もちろん人それぞれあり、自由に感じて良いと思います。

しかし、自分なりにとらえても、しっくりこないことはあるでしょう。

他の人はどのように感じているのか、読んでみると新たな感じ方や発見ができて、楽しいですよ。

詳しい記事はこちらをご覧ください!

米津玄師『TEENAGE RIOT』歌詞の意味・解釈と考察

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